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蜘蛛巣城 (1957)

蜘蛛巣城 (1957)

 この映画を見たのは、おそらく小学4年生の頃だと思う。北海道夕張市清水沢の映画館で見たはず。このころは、時代劇ちゃんばら映画がたくさんきた。鞍馬天狗や、忍術左玄太、赤胴鈴乃助などを見たが、それらはこの蜘蛛巣城に比べてどれも子供っぽく感じられた。と、いう私も子供だったが。
 なんといってもこの題名のすごさ、古びてほこりがつもったような凄まじい雰囲気の館、野性味たっぷりの強そうな侍たち。これまでたくさん見てきたチャンバラ映画と、くらべものにならない程感じられる重さに圧倒された。しかし、残念なことに、ストーリーは皆目覚えていない。面白いとは思わなかった。

 つい近年、黒澤明監督が亡くなって、そのころテレビで黒澤映画の特集があった。そのときにこの映画も上映され、はじめてこれが黒澤映画であることを、また、あの強そうな侍が三船敏郎だったことも知った。またこの映画がシェイクスピアの「マクベス」をモデルにしていることも最近まで知らなかった。

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Sound of Music サウンド・オブ・ミュージック(1965)

 この映画は、高校生の頃だったか、6歳下の妹をつれて、神戸三宮の映画館に見に行った。そんな兄弟思いのことは、これっきり。もう、何十年も前のこと。

 あらすじはほとんど忘れてしまった。ただ、ナチスかなにかに追われて、アルプス越えをすること、たくさんの子供がいる家の家庭教師としてやとわれたマリアが、その一家の冷えて閉ざされた心を開いていくこと(?そうだっけ?)ぐらい。

 でも、歌は生き生きとしていた。それまで、クラシック一辺倒だった私の心も、「エーデルワイス」で咲いてしまった。
 日本語でしか聞いたことの無かった「ドレミファソラシド」の発音も、英語だとこうなるのだと、初めて知った。
 その後、楽器屋さんで楽譜を見つけたときは、うれしかった。

マリア  ジュリー・アンドリューズ Julie Andrews
監督  ロバート・ワイズ Robert Wise
音楽は ロジャースとハマースタインのコンビ Rodgers & Hammerstein

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アマデウス Amadeus (1984)

 この映画を見たのはいつだったろう。モーツアルトが好きだから、映画では見たくないと思っていたが、家族の誰かが食事時にテレビで見ていたものだから、ついつい見ていると、途中でやめられなくなり、とうとう全部見てしまった。

 同時代、そして、ご近所に住む宮廷楽師サリエリの、死の床での告白という形で物語が始まる。サリエリは、希世の天才、アマデウス・ヴォルフガング・モーツアルトに対する制しきれぬ劣等感と嫉妬心につらぬかれ、彼の作品を盗作し、影で彼を貶め、自分にはない彼の天才に対し、復讐の欲望をたぎらせる。しかし彼は、皮肉にもモーツアルトの天才を最も良く知り、その美しさを最も理解する人でもある。

 この映画を見る前にも、モーツアルトの作品をいつも盗作する作曲家がいたということは、聞いたことがあった。しかし、そのときは、モーツアルトの側からの見方でしかなかった。この映画では、その不名誉なサリエリが語り手として、主役になっている。

 モーツアルトが、後ろ向きに座ってもピアノを弾けたことなどは、どうでもいい。彼の、見ていたらなんともいやになるような性格なんかも、どうでもいい。サリエリの死神の仮面に、モーツアルトがおびえて死に至ったかどうかも、それも、どうでもいい。しかし、サリエリの嫉妬心にもかかわらず、サリエリの音楽をも含め、あらゆる音楽を聴き、愛し、受け入れることのできるモーツアルトの、音楽に対する包容力のある感性こそが、あの不思議な音楽宇宙ををつむぎだす天才の源なのだろうかと、考えた。

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南太平洋 South Pacific (1958) USA   ミュージカル

 20代前半の頃、阪急電車三宮駅構内の映画館で見た。これと選んで見たわけではなく、旅行帰りの足で適当に入ったら、やっていた。この映画館は、震災でつぶれてしまってもうないだろうが、戦争ものを見るにはうってつけと思った。電車が通るたびに低い音で劇場全体がゆれるからだ。

 なんだか、人を馬鹿にしたような映画だと思った。それでも、バリハイの音楽と、風景が良かったので、再会する主役の二人が野外のテーブルの下で握手するシーンまで我慢して見た。 サウンド・オブ・ミュージックと同じく、Rodgers & Hammerstein の音楽。「魅惑の宵」もいいが、オリジナルサウンドトラックは、好まない。なんか、にやけた感じがする。それよりもオーケストラだけのほうが、ずっといい。

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大当たり狸御殿
  この映画について思い出を書こうと思って、データベースを調べた。「狸御殿」とつく名の映画は5、6本あるらしい。私の見たのが「大当たり狸御殿」であるとは、今まで知らなかった。ただ、「狸御殿」とだけ、覚えていた。

 定かな記憶ではないが、小学校6年生になる春休みのことだったと思う。そのころ住んでいた広島県のはずれの町から大阪の親戚宅に、6時間の汽車の旅で一人で遊びに行った。その時1つ年上の従兄弟のケンチャンと、梅田あたりの映画館で見たものと思う。

 今では、私の記憶の中で、その映画の内容よりも、題名の面白さのほうがきわだってしまっている。それでも、雪村いずみや、美空ひばりのかわいらしい演技、伴淳三郎や、左朴伝たちのとぼけた演技などがほんの少し記憶に残っている。その記憶は、実物と全然違うかも知れないが、とにかく、面白かった。従兄弟の家で、狸御殿ごっこにしばらく興じたものだ。

 記憶をはっきりさせるためにも、もう一度見てみたいと思うが、反面ばかばかしくもあり、なかなか果たせないでいる。

 しかしながら、この映画は日本を代表するミュージカルの傑作であると、私的に持ち上げておこう。

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